[SMFナイフ]トラック制御ファイルの書き方 (v1.24〜) 1996/12/18 Toshikazu Sugama. 1.「トラック制御ファイルとは」 v1.20から対応した新しい機能「トラック制御」とは、簡単にいえば、複数のコン フィグファイルの同時使用です。以前複数音源で作っていたデータをひとつにまと めたり、スタジオワーク等で、とりあえずDTM音源で作っておいたデータを複数 のプロ用機材に分配して演奏させたい・・といった要望にこたえます。 # この機能は、KGB太郎さん 及び たろ さんのアイデアをもとにしております。 2.「トラック制御ファイル」の構成 コンフィグファイルと同様、キー及び項目からなります。 3.「キー」の種類 ◎ [TRACK]   ………… Format1のデータで、トラックごとのコンフィグファイル を指定します。 ◎ [CHANNEL] ………… (未対応) ◎ [PROGRAM] ………… (未対応) 4.各キーごとの項目の書き方 1) [TRACK]キー 今、トラック数5のSC-88音源用SMFファイル(Format 1)があるとします。 このうち、トラック1〜3は X5DR で、トラック4・5は 01/W で演奏させるように したい!と思います。この場合、次のように設定します。 [TRACK] Trk 1,c:\smfk\88x5d.cfg Trk 2,c:\smfk\88x5d.cfg Trk 3,c:\smfk\88x5d.cfg Trk 4,c:\smfk\8801w.cfg Trk 5,c:\smfk\8801w.cfg (行頭 の Trk 1 などは、コンフィグファイル同様、単なる装飾です) これで、トラック1〜3は 88x5d.cfgを使用して変換を行ない、残りのトラックは 8801w.cfgを使用して変換を行ないます。 次の例。かつて、MT-32とAG-10で作っていた曲があり、それを SC-88 一台にまとめ たいとします。トラック1〜3がMT-32で、トラック4〜6がAG-10だったとします。 [TRACK] Trk 1,c:\smfk\mtgs.cfg Trk 2,c:\smfk\mtgs.cfg Trk 3,c:\smfk\mtgs.cfg Trk 4,c:\smfk\0588.cfg Trk 5,c:\smfk\0588.cfg Trk 6,c:\smfk\0588.cfg このように上から順にコンフィグファイルを指定するだけでOKです。 NIFTY-Serve VEN10211 須釜 俊一 E-MAIL : ven10211@nifty.com WEB : http://www.smfknife.com/